こんにちは。カミオタクです。
印刷会社で15年ほど営業をしています。
この記事では、スペシャリティーズという特殊紙について書いてみたいと思います。
スペシャリティーズってどんな紙?

まずはスペシャリティーズの特徴について書いてみたいと思います。
スペシャリティーズはキラキラしている紙が多い
スペシャリティーズは五條製紙株式会社が作成している用紙です。
パール調または、メタリック調特殊紙のブランドネームで、金属っぽい表面だったり、ホログラム加工をしていたり、様々なラインナップがあります。
高価な印刷物を作りたいというお客様が見積もり時にスペシャリティーズを指名してくることがあります。
スペシャリティーズは合紙をしているので紙が厚目
スペシャリティーズは、貼り合わせや転写加工をしている用紙がほとんど。
そのため、基本的には紙に厚みがあります。
スペシャリティーズって印刷できる?注意点は?
次にスペシャリティーズを使う上での注意点について書いてみます。
スペシャリティーズへの印刷はUVが基本
スペシャリティーズはツルツルしているものが大半のため、インキがのりません。
ですから、スペシャリティーズを使用する場合は、速乾性のインキを使用する必要があります。UV印刷が必須ということです。
厚物印刷ができるかの確認も必要
また、厚みがありますので、印刷機によっては厚さがネックで印刷できないこともあります。予定している印刷会社での対応が可能かは、事前に調べておく必要があるでしょう。
オンデマンド印刷は多分不可
オンデマンド印刷機での印刷は恐らくできないでしょう。綺麗に印字ができない、印刷機に入らないなどが理由となります。
会社によってはチャレンジする可能性がありますが、事前テストや確認は必須でしょう。
スペシャリティーズの価格は?
スペシャリテーズは非常に高価な用紙です。
印刷営業15年の中で出会った用紙としてはぶっちぎりの高さ。
予算を潤沢に持っている会社様の印刷物に一度使ったことがあるだけで、ほとんどのお客様は見積もりを見て使用を断念してしまいます。
さいごに
使うとするならパッケージや名刺などかなと思われるスペシャリティーズですが、なかなか出番がないのが正直なところ。
印刷しにくい、そして高い。
納期や予算が潤沢にあるクライアント様ならチャレンジする甲斐はあるのでしょうが、なかなかそんな機会はありませんね・・。
さて、この記事を読んでいただいた印刷会社、広告会社の方、今のお給料はどうですか?業界的にちょっと苦しいですよね。
自分は定期的に転職情報をチェックして、良い条件の会社を探しています。ミイダスは手軽に自分の適正年収がわかるのでオススメ。いきなり転職活動の前に、相場観を知っておくのは大切ですね。
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