2020年夏の終わり。印刷業界の傾向。

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ヨシノ

ヨシノ

柴犬2匹と暮らす傍ら札幌の印刷会社で営業をしています。

この記事では2020年コロナ後の8月時点で感じている、印刷現場の現状について書いてみたいと思います。

 

小ロット+バリアブル印刷が現状のトレンド

最も強く感じるのが「大量印刷って減ってきたなあ」ということ。

一昔前と比べると、発注を受けるロットが平気で半分くらいになっていたりします。

ネット広告の影響によるマス向け大規模広告の減少

一番の理由はネット広告の影響かなと感じています。

今までは、大量の露出で多くの認知を獲得することが、会社の売上を増やしたり、企業価値高める最良の方法と考えられてきました。

ネット広告以降、この前提が狂います。

「興味ある人に向けて広告を打った方が効果がある」ということが常識になったのです。

一見ネット広告とは関係がないと思われる印刷物にも、この影響が現れているのでしょう。

ですから、大量に印刷をして大量に配るよりも、適切にセグメントされた層に適切に印刷物を供給する方向に発注傾向が推移しているのだと考えられます。

小ロットで、ターゲットを分けて印刷をすることに向いている「オンデマンド印刷」を選ぶお客様が増えていることもうなずける話です。

環境意識の変化が印刷物の発注傾向にも

また、お客様と話していて感じるのが、「無駄な紙は使わない」ということを明言される方が増えてきたなということ。

昔であれば「価格ほとんど同じですから、多めに刷っておきましょう」といった話が通っていたのですが、今では「いや、使わないから大丈夫ですよ」ときっぱりと断る方も。

たしかに、紙を無駄に使うことは良しとされない世の中ではありますし、使わないものを大量に納品されたところで、置き場所にも変わります。

 

働き方改革の影響で肝となるスケジュール管理

スケジュール管理についても大きく変わってきたと感じます。

昔であれば、「印刷会社は無理を聞いてなんぼ」、「印刷会社には無理を言ってなんぼ」といった風潮がありましたし、自分もそうやって働いてきました。

ところが働き方改革によって、そんなイメージは「今は昔」になりつつあります。

印刷会社も、昔のように長時間労働ができなくなってきました。

「無理を聞きたくても聞けない」というのげ実情。

だって、工場が動いていないのですから・・。

ですから、スケジュール管理が印刷会社、発注者共に重要になってきます。

スケジュール管理をしっかり行い、スケジュール通りに進行するクライアントの仕事は、短納期で質の高いものができる傾向に。

逆に、昔のような「行き当たりばったり」で進行するクライアントの仕事は、どうしても納期が遅延しがちです。

昔であれば、工場に無理をさせてでも、なんとか納期には間に合わせていたのですが・・・。

 

デザインによる差別化が難しくなってきた

デザインレベルが全体的に高くなってきたなということも感じます。

これはひとえにAdobe系ソフトの浸透のせいかなと。

昔であれば、オフィス系のソフトでの入稿や、使い慣れないAdobeソフトでの入稿も多くありました。

今は、ほとんどがしっかりとillustratorやインデザインを使った入稿。

思わず「うっ」と言ってしまうようなデータを見ることはありません。

どこの印刷会社、デザイン会社に頼んでもそれなりのデザインが上がってくる世の中になってきたなと。

ただ、だからこそ、たまに見る一段抜けたデザインは、圧倒的に他の印刷物との差別化が可能となります。

 

さいごに

とりとめのない話となりましたが、なんとなく感じている印刷業界の傾向です。

ネット広告の流れを汲み取ったターゲットをしぼった適正な数の印刷物を、工程管理をしっかり行い、スケジュール通り効率的に進める流れ。

デザインの質を一段上げると、その他から抜け出すことができるのではないでしょうかという話です。

 

 

 

ヨシノ

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柴犬2匹と暮らす傍ら札幌の印刷会社で営業をしています。

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