この記事では「しこくてんれい」という用紙について書いてみます。
「和」の印象が強いため、最近は利用する頻度が少なくなってきましたが、挨拶状に使われる紙としては代表的な用紙の一つです。

しこくてんれいの特徴は?
「しこくてんれい」は光沢はなく、サラサラした用紙です。
一番の特徴は羽のような模様がついていること。
この模様が醸し出す和紙の印象が強いため、挨拶状や手紙などに使われることの多い用紙です。
また、ツヤや滑りがあまりないという点でも、直筆の手紙などへの利用にもむいていると言えるでしょう。
なお、面はサラサラしていいますが、模様はありません。
しこくてんれいの厚さや色は?
厚さは四六判で60Kg~180Kgまで用意されています。
(菊判は一部厚さしかないため注意が必要です)
色については基本的に「しろ」となります。
他に「うす茶」もありますが、一部斤量のみでの用意となりそうです。
なお、一部ネットプリントなどでは、「しろの180Kg」しか用意していないケースもあります。
ご利用の際は印刷会社などへの確認が必要となるでしょう。
しこくてんれいを利用する場合の注意点
一番注意しなければならないのは模様について。
しこくてんれいには、ランダムに模様がついています。
手紙などへの「あしらい」としては効果的ですが、模様の上に写真が載ってしまうと、なんとも残念なことになる場合があります。
写真やイラストを使った印刷物に利用する場合は注意が必要となります。

また、表と裏で紙質が違います。
両面の印刷物に利用する場合は、どちらの面を表にするかを事前に決める必要があります。
しこくてんれいの用途
冒頭にも書きましたが、基本的には「挨拶状」や「案内状」などに使うのが最適だと思います。
また、少し年配の方などの中には、名刺用紙に「しこくてんれい」を利用する場合もあります。
模様がありますので、写真メインの印刷物にはむいていないでしょう。
さいごに
用紙の種類が多様になり、デザインでテクスチャなどを演出することが多くなってきた昨今は、しこくてんれいのような模様のついた用紙は利用頻度が減ってきたかもしれません。
それでも、挨拶状を作りたいといった場合には、真っ先に思い出す紙として、記憶にとどめておくと良いのではないでしょうか。
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