この記事では、印刷物ができあがった後(もしくは出来上がる直前)に、内容に誤りがあった場合の対処方法について書いてみます。
チラシやパンフなどの印刷物に誤りがあった場合どうする?
印刷物ができあがってから、内容に間違いがあることがわかってしまうことがあります。
親切にも?誰かが指摘してくれたり、お客様から問合せがあったり。
そんな時、青ざめてしまいます。
自分も今まで何度もそんな経験をしていますし、そんな事態に陥っているお客様のお手伝いをしたことがあります。
ただ、印刷物に間違いがあった時、できることって結構限られているんですよね。
結論、どの対応を選ぶかっていう話になると思います。
訂正シールを貼る
一番オーソドックスな方法は訂正シールを貼るという手段でしょう。
間違いがあった場所の上から、正しい内容のシールを貼ります。
訂正シールのメリット
訂正シールのメリットは後述する刷り直しよりも、間違いの箇所が少ない場合などに、大幅にコストを抑えることができるという点です。
何十ページもあるパンフレットの1ページに間違いがあった場合、刷り直しを選択すると、ほぼ倍の金額がかかってしまいます。
訂正シールの場合は、シール代金+シール貼料金のみで済みます。
また、訂正箇所が少なく、印刷部数も少ない場合などは、短納期での対応も可能です。
訂正シールのデメリット
コストアップにつながることも
訂正シールのデメリットは、場合によってはコストアップにつながってしまうという点です。
いきなりメリットに書いたことと矛盾してしまいますが、訂正箇所が複数であったり、訂正範囲が広かったりする場合は、シール代金がそれなりに必要となります。
見た目がよくない
また、訂正シールを貼っていると見た目がよくないというデメリットもあります。
デザイン性が高いパンフレットに訂正シールを貼る場合や、訂正箇所が多い場合は気を付ける必要があるでしょう。
刷りなおす(印刷しなおす)
刷り直しという方法もあります。
訂正シールを入れたり、訂正シールを貼ったりしていると、場合によってはお金も時間もそれなりにかかってしまうことも。
そんな時にはいっそ刷り直してしまうという手段をとることもあります。
そもそもの印刷費が安い場合や、デザイン面などで訂正シール対応が難しい場合に、刷り直しという手段をとることがありますが、印刷会社としてはできれば避けたいのが正直なところ。
刷り直しは、関わる人すべてにそれなりにダメージを与えることになります。
訂正文を入れる
パンフレットなどに間違いを発見した場合は、訂正文を挟み込むという手段もあります。
パンフレットを開いてすぐのページに「正誤表」などが挟まっているのをみたことはないでしょうか。
訂正文は、モノクロで印刷することができることが多いため、誤植対応の中では最も低コストな手段と言えるかもしれません。
しかしながら、間違い箇所が複数あったりする場合などは、訂正文では伝えきることができなないなどのデメリットがあります。
訂正印を押す
ごくまれではありますが、ハンコを押して対応するというケースも。
機械を通して印字する印刷物などは、訂正シールを貼ることができません。
そのようなケースでは、訂正印を貼って対応するという手段があります。
見た目があまりよくないせいか、あまり採用されることはないかもしれませんが、選択肢の一つとして覚えておくと良いでしょう。
何もしない
最後の手段として、何もしないとう方法があります。
間違いを見つけた時には、パニックになってしまって「刷り直し!」と落胆してしまいがちですが、少し時間がたって誤りの内容を見直してみると、大事ではないケースもあります。
極端な話、「てにをは」程度であれば、だれも気が付かないことも。
さいごに
印刷物に間違いを発見した場合は、どうしても慌ててしまいます。
でも、そんな時こそ冷静になって、誤りの内容を把握して、周囲に対応を相談したり、意見を聞くと良いでしょう。
もしかすると「次は気を付ける」というレベルで済むことも。
もちろん、重大な誤りの場合は、何らかの対応が必要です。
ご予算や誤りの内容をトータルで考えて、この記事であげた以下の手段から対応を選択してみてはいかがでしょうか。
- 訂正シールを貼る
- 刷りなおす
- 訂正文を入れる
- 訂正印を押す
- 何もしない
印刷物に誤りがあった場合、残念ながらできることは限られています。
なんとか気持ちを冷静に対応したいですね。
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