安くて少し変わった紙という要望に応えて、最近使用する頻度が多いのがフロンティタフです。
いったどのような紙なのでしょうか。
フロンティタフとは?
フロンティタフは、日本製紙の嵩高中質紙です。
嵩高、つまり斤量(重さ)の割には、厚みがある紙。
中質紙、上質紙よりもランクが落ちる、少し白色度が低い用紙です。
竹尾などで扱っている特殊紙ではなく一般紙となります。
フロンティタフの特徴は?
「新聞紙のような紙を使いたい」といった要望を受ける際に使うことが多い紙です。
実際には新聞紙ほどには白色度は低くなく、印刷適正もそこそこありますので、風合いのある、オーガニックをイメージさせるような仕上がりになります。
ナチュラルなイメージのパンフやメニューなどに使うことが多いでしょう。
フロンティタフには、フロンティタフ80、フロンティタフ70など幾つかのラインナップが用意されており、後ろにつく数字が大きいほど白色度は高くなります。
フロンティタフの価格は?
フロンティタフは一般紙なので安価に使用することができます。
コート紙などの1.5倍程度の金額をイメージすると良いでしょう、
フロンティタフを使う上での注意点は?
フロンティタフは非塗工紙です。印刷適正がないわけではありませんが、コート紙やマットコート紙のような色ノリは期待できません。
簡易色校正(コンセ)などとは、色味がかなり変わります(沈みます)ので、要注意です。
さいごに
予算はないけれど、コート紙やマットコート紙とは違う、少し変わった用紙を使いたいという要望に応えることができるのがフロンティタフです。
最近のトレンドであるエコ、ナチュラルといったテイストを出すのにマッチしていて、注目の用紙でしょう。
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